2013年02月05日

調査11・天そや 四谷見附店

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天そや 四谷見附店
コロッケそば=380円(かき揚げ追加+150円)
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ゆゆしき問題ですが、自分の生活圏内のめぼしいコロッケそばは
食べつくしてしまった感があり、新たに探索したりしています。
関東の立ち食いそばではありふれたメニューの「コロッケそば」。
ありふれているからこそ、微妙な違いを味わっていきたいのですが、
強力なチェーン店はほぼ画一化されてたりして、
なかなかいい出会いがありません。

灯台下暗しで、地元で攻めていないお店があったので食べてみました。
四谷駅前の大きな交差点を渡ってすぐのところ。
以前は違う店名だった気がするのですが、「天そや」になってから
一度も入っていませんでした。
調べたら、天そやは小田急系列で、ここの他には
大久保と経堂にしか店舗がないみたいです。
>小田急レストランシステム


「コロッケの”シズル感”」

11-01.jpg


おなかが空いていたので、かき揚げを追加してしまいました。

11-02.jpg

お、これはなかなかおもしろい物件ではないですか。
コロッケは、ミックスベジタブルのクリームタイプです。
中身はクリームの粘度が高めで安定していますが、
衣は緩いです。そして珍しいのは、
コロッケの上の中央あたりに、揚げ玉よろしく
衣の揚げかすが少し乗せてあるのです。
衣本体は薄めで緩いのですが、こちらはパリっとしているので
意図的に乗せていると思われます。
コロッケのシズル感の演出が主目的といったところでしょうか。

11-03.jpg

まあでも、食べたら一瞬なんですけどね>シズル感

食べてみます。
かき揚げを追加してしまったため、バランスが正確に把握できませんが、
麺が多めなのか水中のそば棚が安定していて、
コロッケ衣の崩壊は緩やかで余裕を持って食べられます。

こうなると、コロッケの崩壊も楽しむべき演出として機能します。
ちょうど月見そばの生たまごのように、
どのタイミングで崩壊を許容するかを楽しむ余裕が生まれます。

11-04.jpg

やはりかき揚げのせいでバランス感覚が狂ってしまって
正確には判断できないのですが、
器小さめ、汁量ふつう、麺少し多め(?)+かき揚げのせいか、
緩い衣が溶け出すのがあまり気になりません。
溶けても小さくならないので、麺と一緒にいただけます。
全体的に安心感を持って、ゆったりとコロッケを味わうことができました。


○総評 ★★★☆☆
チェーン店ですが店舗数が少ないので、そこそこ個性があって楽しいです。
価格は、全体平均から考えると20円くらい高めでしょうか。個性代かな。
これは自分の問題ですが、かき揚げ追加は失敗でした。
かき揚げ自体もぱりっとしていて他店にない仕上がりでおいしいのですが、
満腹になってしまいましたし、全体のバランスを把握するのに苦労しました。
バランス感覚が鈍ります。
やはりコロッケ、そば、汁のハーモニーを五感で味わうべきですね。



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posted by こそぶろ at 17:13| 調査