2013年02月17日

調査12・千曲そば(新宿東口)

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千曲そば(新宿東口)
東京都新宿区新宿3-36-2
コロッケそば=360円
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新宿で捕われていた中古楽器を救出しに行きました折に、
そういえばこのあたりでそば食べてないなと思い、
目に付いたお店に飛び込みました。
東口というか南口というか、東南口を出て大きな階段を降りて
GAPが入ってるビルを過ぎた四叉路のあたりです。

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千曲さん(ピンボケですみません)。

立ち喰いではよくありますが、間口はこんなですが奥に長いです。
カウンターのみですが10人くらいは入れます。

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麺をゆでるのに3分くらい待ちます。店内が渋いので楽しい。
お水のサーバーがカッコいいです。
看板は新しい感じなのですが、調べると古くからあるお店みたいですね。

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こういう感じで展示されると、つい追加注文したくなりますが、
前回かき揚げ追加で全体のバランス把握に支障をきたしたので
ぐっと我慢します。


「ワカメ漁解禁」

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いい感じにスタンダードなコロッケそばです。

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でもなんか「ワカメ漁解禁」みたいになってますね。
ワカメ多めですが、おいしいワカメなので嬉しいです。

コロッケもごくスタンダードな
ミックスベジクリーム系の冷凍ですが、衣が少し香ばしいです。
上のトッピング写真の感じで、
他の揚げ物も一気に揚げてると思いますが、
お店ごとのフライヤーの味、みたいなものが出ますね。
揚げ物がワイルドな店、おとなしい店とかありますよね。
千曲さんはたぶん揚げがちょうど良いお店だと思います。

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コロッケ内部構造もスタンダード。硬すぎず緩すぎず。
衣は多少はがれやすいですが、カリッと揚がっているので
ばらばらに溶け出したりしません。食べやすい部類に入ります。

大量の(おいしい)ワカメの棚のおかげで、
安定してコロッケを維持しつつ食べ進めることができます。
コロッケの内部ペーストも、最後まで溶けずにおいしく戴けました。

麺もいたってスタンダード、富士そば系の食べやすい麺でした。


○総評 ★★★☆☆
コロッケ、麺、汁とも、とてもスタンダードで
特徴に欠ける、と思いきや、
ほんの少し衣が主張していたり、麺のゆで具合がちょうど良かったり
ワカメがおいしかったりと、小憎い演出で楽しませてくれます。
店内も、内装は新しいけど什器は昭和な感じ。
個性を主張しすぎないけど楽しめる良店です。



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posted by こそぶろ at 03:26| 調査

2013年02月05日

調査11・天そや 四谷見附店

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天そや 四谷見附店
コロッケそば=380円(かき揚げ追加+150円)
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ゆゆしき問題ですが、自分の生活圏内のめぼしいコロッケそばは
食べつくしてしまった感があり、新たに探索したりしています。
関東の立ち食いそばではありふれたメニューの「コロッケそば」。
ありふれているからこそ、微妙な違いを味わっていきたいのですが、
強力なチェーン店はほぼ画一化されてたりして、
なかなかいい出会いがありません。

灯台下暗しで、地元で攻めていないお店があったので食べてみました。
四谷駅前の大きな交差点を渡ってすぐのところ。
以前は違う店名だった気がするのですが、「天そや」になってから
一度も入っていませんでした。
調べたら、天そやは小田急系列で、ここの他には
大久保と経堂にしか店舗がないみたいです。
>小田急レストランシステム


「コロッケの”シズル感”」

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おなかが空いていたので、かき揚げを追加してしまいました。

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お、これはなかなかおもしろい物件ではないですか。
コロッケは、ミックスベジタブルのクリームタイプです。
中身はクリームの粘度が高めで安定していますが、
衣は緩いです。そして珍しいのは、
コロッケの上の中央あたりに、揚げ玉よろしく
衣の揚げかすが少し乗せてあるのです。
衣本体は薄めで緩いのですが、こちらはパリっとしているので
意図的に乗せていると思われます。
コロッケのシズル感の演出が主目的といったところでしょうか。

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まあでも、食べたら一瞬なんですけどね>シズル感

食べてみます。
かき揚げを追加してしまったため、バランスが正確に把握できませんが、
麺が多めなのか水中のそば棚が安定していて、
コロッケ衣の崩壊は緩やかで余裕を持って食べられます。

こうなると、コロッケの崩壊も楽しむべき演出として機能します。
ちょうど月見そばの生たまごのように、
どのタイミングで崩壊を許容するかを楽しむ余裕が生まれます。

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やはりかき揚げのせいでバランス感覚が狂ってしまって
正確には判断できないのですが、
器小さめ、汁量ふつう、麺少し多め(?)+かき揚げのせいか、
緩い衣が溶け出すのがあまり気になりません。
溶けても小さくならないので、麺と一緒にいただけます。
全体的に安心感を持って、ゆったりとコロッケを味わうことができました。


○総評 ★★★☆☆
チェーン店ですが店舗数が少ないので、そこそこ個性があって楽しいです。
価格は、全体平均から考えると20円くらい高めでしょうか。個性代かな。
これは自分の問題ですが、かき揚げ追加は失敗でした。
かき揚げ自体もぱりっとしていて他店にない仕上がりでおいしいのですが、
満腹になってしまいましたし、全体のバランスを把握するのに苦労しました。
バランス感覚が鈍ります。
やはりコロッケ、そば、汁のハーモニーを五感で味わうべきですね。



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posted by こそぶろ at 17:13| 調査

2012年10月31日

調査10・天亀そば 荻窪店

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天亀そば 荻窪店
コロッケそば=340円
24時間営業
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だいぶ涼しくなった10月中旬に、ひさしぶりに暖かいコロッケそば食べてきました。

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荻窪北口、マクドの前あたり。
すごく昔からありますよね、知ってる限りでも10年以上じゃないかな。
夜の10時過ぎです。

そんなに混んでない感じ、それでもカウンター半分くらい入っていたかしら。
なんとなく微妙に険悪な空気が漂っていました。
まわりを観察すると、ミニ丼とそばのセットを頼んでいる人が、
丼ものはすっと出てくるんですけど、そばが5分くらい待たされてる。

張り紙には「生めんをゆでるので2分お待ち下さい」って書いてある。
店員さんはふたりで、おそばゆでの人とサイド担当の人。
まあ、おそばの時間を見て丼も出してくださいね、という話でしょうか。

コロッケそばにイカ天ものせました。

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昭和系でいい感じの見た目ですね、いいんじゃないかな。

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と思って食べたのですが、コロッケが惨敗でした。
お肉が入ってるのかわかりませんが、ものすごい固いシート状のものが一枚入ってる感じ。
ポテト部分が水分が飛んでスカスカになっていました。


○総評 ★☆☆☆☆
店内もアタフタしていましたし、時間も遅かったですし、
たまたま調子悪い日に当たってしまったのかな、という感じです。
ネットで調べたら、煮干ラーメンが人気があるので、そちらを楽しむ店なのかもしれません。
よく通るのでまたチャレンジしようと思います。



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posted by こそぶろ at 23:42| 調査

実験2・カップ麺系コロッケ

昨年くらいに、カップのコロッケそばが発売され、
コロッケそば業界は騒然となったわけですが、
売り切れが相次いで入手できずにいました。
今年「黄金色のコロッケカレーそば」が発売された折に、まとめて試してみました。

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マルちゃん 縦型 ほくほくとしたコロッケそば
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以前は平型カップだったんですね、それの復刻がこれ。
まだ「縦型ビッグ」が発売される前のものです。

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これがフリーズドライのコロッケ。小さいです。カップ麺の容器用なので仕方ありませんけど。
麺にのせてお湯を注ぎます。注意書きに「必ずコロッケの上から湯を注ぐ」とか書いてあります。
いやな予感しかしません。

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コロッケめがけてお湯を注いでいる時点で、コロッケの表面が少し崩壊します。ダメそう。
内側の線まで湯を注ぐと少しだけコロッケがつかりますが、上まで被るほどではありません。
だいじょぶかなーと思って見ていた次の瞬間! 溜まっていた湯が一気に器の底に落ちました。
日新カップヌードルで有名ですが、縦型の乾燥麺はカップの中ほどに浮いた状態になっていて、
底のほうに空間があります。湯で蒸らすための工夫とか。
おそらく一定時間麺を浸透し、ゆるくなったところで一気に底に落ちるんでしょうね。
でも見ていてびっくりしました。

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出来上がりました。たよりないふやふやコロッケ。
さっき湯で壊れた衣もふやけてます、こういうところから液状化が進むのです。

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案の定、一気に崩壊しました。
しかも芯のほうはちょっとドライのままでした。
麺やつゆは普通のカップそばの味ですが、フリーズドライコロッケはまだまだですね。


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マルちゃん 黄金色のコロッケカレーそば
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こちらは平型容器ですね。

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そもそもカレーそばにあまり興味がないことと、前回の縦型の記憶があるので、あまりやる気が湧きません。
それでも作ります。

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うーん、カレー粉のぶぶんとか興味が持てない。
こちらも「必ずコロッケの上から湯を」って言われて、めんどくさくなっています。

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できました。湯を注いだ時に壊れたコロッケの衣が痛々しい。
あと、コロッケに湯を注ぐのに集中して、カレー粉が溶けずに残ってしまいました。

食べましたが、あまり記憶に残っていません。


○総評 ☆☆☆☆☆
フリーズドライコロッケ、まだまだですね。普通のおかず用としてもいまいちなのに
より高度な技術が要求されるコロッケそばに挑戦したその心意気は買いますが、出直してこい、という感じです。
posted by こそぶろ at 23:17| 実験

実験1・ゆで太郎で冷たいコロッケ

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ゆで太郎 一番町店
もりそば 260円+コロッケ 50円+かきあげ 120円=430円
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すっかり寒い季節になりました。
夏の間は、あたたかいコロッケそばをなかなか食べる気になれませんでしたが、
こつこつと実験を続けていましたので、一部ご報告。

冷やしのそばにコロッケは合うのか。

夏は季節メニューのぶっかけおろしそばみたいな爽やかなメニューを頼んでしまいがち。
ですが、通常メニューにはサイドでかならずコロッケがありますので、
組み合わせでの注文は可能です。
いくつか実験した中から、もっともシンプルな組み合わせを。たしか7月下旬の盛夏の頃。

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かきあげまで追加しているのは、空腹のせいもありますが理由があります。
追加がコロッケだけだと、そばちょこが通常の小さいもので出てくる可能性があったため、
なるべく大きな揚げ物を追加して、揚げ物対応のそばちょこをゲット。
この大きさなら申し分ありません。

冷たいつゆにコロッケをつけます。

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うーん、やっぱり冷たいつゆだとコロッケがあまりおいしく感じません。

おそばに乗せるコロッケは、揚げ置きで冷たいものが基本なので、
あたたかいつゆの上で徐々に暖まることでおいしくなります。
冷たいつゆにつけると、冷たさが強調されてしまいますね。

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暖かい時よりも中身の液状化は少ないです。

○総評 ★☆☆☆☆
冷たいつゆでコロッケを食べる場合は、通常のおかずで食べるような
ホカホカのコロッケのほうが合うかもしれません。
posted by こそぶろ at 22:04| 実験